結果が出ていないと、前に進んでいないのだろうか

結果が出ない時期は、けっこう苦しい。

仕事を探しているのに、契約が決まらない。

新しいことを始めようとしているのに、なかなか形にならない。

考えて、調べて、動いている。

でも、売上は増えていない。

そんな状態が続くと、

「自分は何も進んでいないんじゃないか」

という気持ちになることがある。

たぶん、結果は分かりやすいからだ。

契約が決まった。

売上が上がった。

商品が売れた。

新しい仕事が始まった。

こういうものは、「前に進んだ」と認識しやすい。

でも、その少し前には、

外からはほとんど見えない時間がある。

調べる。

考える。

試す。

違うと思って戻る。

誰かに話を聞く。

やってみて、やっぱり違うと気づく。

条件の合わない話を断る。

一見すると、何も生み出していない時間だ。

むしろ、遠回りしているように見えることさえある。

でも、本当にそうなんだろうか。

最初はぼんやりしていた「やりたいこと」が、少しずつ具体的になる。

逆に、

「これはやりたくない」

ということも分かってくる。

自分に必要な条件も見えてくる。

選択肢は増えるのではなく、むしろ減っていく。

そしてあるとき、

「たぶん、自分が行きたいのはこっちだ」

という方向が見えてくる。

まだ結果は出ていない。

でも、スタート地点と同じ場所にいるわけでもない。

考えてみれば、

前進というのは、距離だけでは測れないのかもしれない。

たくさん動くことより、

自分が行きたい方向の解像度が上がること。

それもまた、前に進むということではないだろうか。

結果が出ていない今の自分を見て、

「何も進んでいない」と感じたとき。

少し前の自分には見えていなかったものが、

今は何か見えていないだろうか。

玉井 安行 / ホームポジションデザイナー

南信州を拠点に、小さな会社や経営者の「整理しきれないこと」を一緒に考える仕事をしています。

事業、採用、Web、生成AIなど、テーマはさまざま。でも、すぐに答えを出すのではなく、「そもそも何が問題なんだろう?」というところから考えることを大切にしています。

経営や仕事について、誰かと一度整理してみたいことがあれば、ご相談ください。
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