「問い合わせを増やす」前に、受けたい仕事を決めているか

ホームページをつくる。

広告を出す。

SNSを運用する。

SEOに取り組む。

その目的として、

「問い合わせを増やしたい」

という話はよく出てくる。

もちろん、

問い合わせがなければ仕事にはつながらない。

だから、

問い合わせを増やすこと自体は悪くない。

でも、その前にひとつ決めておきたいことがある。

どんな問い合わせを増やしたいのか。

問い合わせが100件来ても、

価格だけを比較する人ばかりだったらどうだろう。

自社では対応できない仕事ばかりだったら。

利益のほとんど出ない仕事だったら。

本当はやりたくない仕事ばかりだったら。

問い合わせ数は増えている。

アクセス解析を見れば、

成果が出ているようにも見える。

でも、

対応する時間は増える。

見積もりをつくる。

メールを返す。

打ち合わせをする。

そして、

ほとんど仕事にならない。

これでは、

問い合わせが増えたことで、

会社が忙しくなっただけかもしれない。

だから、

集客を考えるとき、

「どうやって問い合わせを増やすか」より先に、

考えておいたほうがいいことがある。

どんな仕事をしたいのか。

どんなお客さんと仕事をしたいのか。

どれくらいの価格の仕事を受けたいのか。

逆に、

どんな仕事は受けたくないのか。

ここが決まると、

ホームページに書くことも変わる。

広告で伝えることも変わる。

場合によっては、

問い合わせを増やすのではなく、

減らしたほうがいいことすらある。

条件を明確に書く。

価格を出す。

できないことを書く。

対象となる人を絞る。

そうすると、

問い合わせ数は減るかもしれない。

でも、

自分たちが受けたい仕事の割合は上がるかもしれない。

集客というと、

どうしても「増やす」方向へ考えやすい。

アクセスを増やす。

フォロワーを増やす。

問い合わせを増やす。

でも、

会社にとって本当に必要なのは、

たくさんの問い合わせではなく、

自分たちがやりたい仕事につながる問い合わせ

なのかもしれない。

増やす方法を考える前に、

何を増やしたいのかを決める。

集客は、

そこから始めてもいいと思う。

玉井 安行 / ホームポジションデザイナー

南信州を拠点に、小さな会社や経営者の「整理しきれないこと」を一緒に考える仕事をしています。

事業、採用、Web、生成AIなど、テーマはさまざま。でも、すぐに答えを出すのではなく、「そもそも何が問題なんだろう?」というところから考えることを大切にしています。

経営や仕事について、誰かと一度整理してみたいことがあれば、ご相談ください。
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