結果が出ない時期は、けっこう苦しい。
仕事を探しているのに、契約が決まらない。
新しいことを始めようとしているのに、なかなか形にならない。
考えて、調べて、動いている。
でも、売上は増えていない。
そんな状態が続くと、
「自分は何も進んでいないんじゃないか」
という気持ちになることがある。
たぶん、結果は分かりやすいからだ。
契約が決まった。
売上が上がった。
商品が売れた。
新しい仕事が始まった。
こういうものは、「前に進んだ」と認識しやすい。
でも、その少し前には、
外からはほとんど見えない時間がある。
調べる。
考える。
試す。
違うと思って戻る。
誰かに話を聞く。
やってみて、やっぱり違うと気づく。
条件の合わない話を断る。
一見すると、何も生み出していない時間だ。
むしろ、遠回りしているように見えることさえある。
でも、本当にそうなんだろうか。
最初はぼんやりしていた「やりたいこと」が、少しずつ具体的になる。
逆に、
「これはやりたくない」
ということも分かってくる。
自分に必要な条件も見えてくる。
選択肢は増えるのではなく、むしろ減っていく。
そしてあるとき、
「たぶん、自分が行きたいのはこっちだ」
という方向が見えてくる。
まだ結果は出ていない。
でも、スタート地点と同じ場所にいるわけでもない。
考えてみれば、
前進というのは、距離だけでは測れないのかもしれない。
たくさん動くことより、
自分が行きたい方向の解像度が上がること。
それもまた、前に進むということではないだろうか。
結果が出ていない今の自分を見て、
「何も進んでいない」と感じたとき。
少し前の自分には見えていなかったものが、
今は何か見えていないだろうか。
